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ブッタ再来?今噂の少年僧

菩提樹の下で悟りを開いた釈尊ブッタ

最近ニュースを見ていてもネパールの話題は暗いものばかり…。 毛沢東主義者の台頭、政党の腐敗、国王の半独裁体制と混迷は極まり情勢はまるで出口の見えない迷路のよう。 政情不安がこれ以上続くとネパールの大切な観光産業にも多大なダメージを与えそうです。 今年は折角の日ネ友好50周年に当たる年なのですが、それに伴う日本人観光客の増加はとても望めそうにありません。  

さて、こんなときには一寸の光の紹介! 最近ネパール国内はもちろんのこと欧米でも話題となりつつある噂の少年のお話をすることにしましょう。

釈尊ブッタ・ゴータマシッダールタはネパール出身

我々にもお馴染みの仏教、その開祖といえば釈迦無二ゴータマシッダールタです(ゴータマシッダールタとは仏陀の覚醒前の本名です。 彼は悟りを得たことによって覚醒者という意味の「ブッタ」という称号を貰ったのです) 釈迦はネパール出身だというのは皆様ご存知でしょうか? インドだと思われがちなのですが、釈迦が生まれた旧マガタ国は現ネパール領土のルンビニというところなのです。 今でもルンビニは仏教との聖地の一つと考えられ、毎年多くの信者が訪れます。 

仏陀入滅後も弟子達の活躍により世界宗教へと発展した仏教。 その仏教の祖仏陀を生んだネパールの地で今囁かれていることがあります…第2のブッタが現れた、と。

ブッタ再来? ジャングルの中で瞑想にふける少年

首都カトマンズより南下すること約250キロ。 バラ地区(タライ)と呼ばれるジャングルの中に彼はいます。 少年の名はラム・バハドゥル・ボムジャン。 若干15歳の少年は昨年5月17日より菩提樹の木下で深い瞑想に入りました。 一説によると彼は突然瞑想に入るといってジャングルへ出かけ、「6年間の瞑想の後に戻ってくる」と言い残したそうです。 

未だに瞑想が続いていることを考えると彼は飲まず食わず、睡眠もとらず、そして用を足すこともなく深い瞑想状態で10ヶ月程度を過ごしたこととなります(06年3月現在)

ブッタ少年

瞑想にふける少年の噂はたちまち巷に広がりました。 仏教の世界観の一つにマイトレーヤ思想というものがあります。 マイトレーヤとは弥勒菩薩のことで未来のブッタとも呼ばれます。 この未来のブッタは現行の仏教が腐敗し世界が混沌に陥ったとき再度世界に転生して現れ、世界を救済するというのです。 バハドゥル少年はこの未来のブッタに見立てられるようになりました。

国内あるいは国外からもたくさんの人々がひと目未来のブッタを見ようと集まるようになりました。 今では一日に何千という人が参拝に訪れるそう。 しかし去年の11月の、彼は瞑想からゆっくりと目覚め、信奉者グループに一言いったそうです「私をブッタと呼ばないで欲しい。 私はまだブッタの力もエネルギーも感じない」

ネパールでは仏教建築物も多く見られます

 

 

疑いの声も… 

やはり科学的、そして生理的に考えて10ヶ月の飲まず食わずの瞑想は無理だ、という懐疑論もあります。 ネパールでも最も貧困にあえぐタライジャングル地区にたくさんの参拝者が訪れ、周辺の村落が賑わうようになったのも懐疑論の一端を担っているようです。 要するに参拝者を招き入れる為のでっち上げだということです。 

懐疑論者は少年は夜中に食事をしたり水を飲んだりしているのではないか、と唱えます。 確かに夜中は参拝者はいなくなり、彼を見守るガード役の少数の人間だけが彼を見ていることになります。 彼らはもともと共謀しているという説です。 もちろん彼のガード役である信奉者達は夜中の警備は彼を不審者やトラなどから守る為だと主張していますが…。

また、何もやましいことが無いのなら彼を検診させろというのです。 「例えば採血をして調べれば真実がすぐにわかる。 彼が深い瞑想に入っているのならば採血のために針を入れる行為さえも気にはならないはずだ」と皮肉めいたことも言われています。 確かに信奉者のガードは少年に30m以上近づくことは許さないし、彼に触れることはもってのほかとしています。 

さて、6年後はどうなる?  

少なくとも熱狂や懐疑を巻き込んでボムジャン少年が話題となっていることは間違いないでしょう。  信仰の眼差しで、そして疑いの目で今日も参拝者が絶えません。 もしこれがただのでっち上げであるのならボロが出るのにはそう時間は掛からないはずです。 筆者は実際に10月時点で写された彼のビデオ画像を見たことがあります。 彼はまるで木のように見えた、というのが率直な感想です。

彼は瞑想に入って6年間で目覚めるという噂がありますが、これがまた話題性を呼んでいるようです。 最近誠しやかに囁かれるアセッションという言葉をご存知ですか? 精神世界ではアセッションとは魂が高次に移行する時期ということになるそうですが(天変地異が起こるという終末思想的な面も併せ持ちます)、このアセッションが訪れるのが2012年前後だと一部で信じられています。 ちょうど彼が瞑想に入ったのが2005年…そうなるとアセッションの時期と符合するわけです。

真実は一体…皆様はどう思われますか? 今後の動向が楽しみですね。